Q1. カウンセラーはどんな資格をお持ちですか?
カウンセラーの資格はたくさんありますが、MCRでは、公益財団法人日本臨床心理士認定協会が認定する「臨床心理士」資格を有する者がカウンセリングを行っております(「臨床心理士」の詳しい内容については、こちらの協会ホームページをご覧なられてください
http://fjcbcp.or.jp/rinshou/about-2/)。また、2018年度から施行された心理職の国家資格である、「公認心理師」資格も併せて有しております。
Q2. カウンセリングはどんなことをするのですか?
カウンセリングでは、相談をする人を「クライエント」、相談をきく人を「カウンセラー」と呼んでおります。カウンセリングには、「様々な技法(来談者中心療法、精神分析的心理療法、認知行動療法、家族療法等、多数あり、これらの技法は、カウンセラーの訓練度合いや、クライエントの性格などの特性、抱える悩みや問題の種類、その深刻度等に応じて取捨選択されます)」がありますが、基本的にはクライエントとカウンセラーの対話(話し合い)によってすすんでいきます。カウンセリングで話し合われる内容に決まりや、制限は特にありません。MCRでは、クライエントが話したいことを自由に話してもらうことを大切にし、その中で、一緒に問題解決にむけてのヒントを探っていきます。
Q3. 秘密を保持してもらえますか?
カウンセリングの中でお話しされた内容、また、カウンセリングを利用されていることについてクライエント以外の人にお伝えすることはありませんので安心してください。また、クライエントが何らかの理由で、ご家族や、通われている学校や病院、勤務先等と、カウンセラーの連携を希望される場合においても、秘密にしてほしいことは、しっかりとお守りしたうえで、情報共有を図らせていただきます。
Q4. カウンセリングはどのくらいうければいいのですか?
数回のカウンセリング(10回以内)で早期に解決することもあれば、長期にわたる場合もありますので、一概に「〇〇回で解決します!」とは断言することはむずかしいです。しかし、クライエントが「これ以上カウンセリングをする必要ない」と感じなられたら、そのことをカウンセラーとしっかり話し合い、終わることもできます。その都度、カウンセリングの頻度や回数、問題の解決具合については、クライエントと一緒に検討するように心がけております。
Q5. 医療保険は適用できる?
MCRは、医療機関ではございませんので、医療保険が適用できません。なお、医療機関において医師が行うカウンセリング(医療機関においては、「精神療法」と言います)には、保険が適用されますが、受診患者さんの多さから診察時間は大変短いものになっているのが現状です。
Q6. 診断書は作成してもらえますか?
診断書は医師しか作成することができません。しかし、MCRでは、連携している地域の医療機関がございますので、そちらのほうにご紹介することは可能であります。
Q7. カウンセリングをうけたほうがいいひとを紹介しても良いですか?
カウンセリングはなにより、カウンセリングを受ける人の意欲が大切になりますので、「この人、カウンセリングうけたほうがいいのに…」と思い、無理やりその人を面接室に連れてきたとしても、おもうような効果に結びつかないことがあります。まずは、「連れていきたいけど、どうすればいいのか」という、「あなた自身の悩み」として問題をとらえて、まずは、そのことを一緒にカウンセラーと話し合ってみることをお勧めします。よく、不登校のお子さんに対するアプローチにおいても、いきなりお子さんからカウンセリングに来ることは稀で、大半は「お子さんをカウンセリングに連れていきたい保護者」のお悩みからカウンセリングが始まり、その後、お子さんがすっとカウンセリングに来られることが多くみられます。
Q8. 電話やメールでのカウンセリングはできますか?
巷では、電話でのカウンセリング、インターネットの普及によるメールやスカイプを用いてのカウンセリングを行うサービスも多くなっております。しかし、MCRでは、「実際あって、顔見てのカウンセリング」を重視しているので、電話やメールでのカウンセリングは行うことは今のところ考えておりません。しかし、MCRのサービスに関するご質問やご意見は随時電話やメールでお伺いすることができますので、遠慮なくご連絡ください。
※2020年5月以降、電話カウンセリングを可能とする特別な措置を、無期限に取らせていただいております。詳しくは、お申込みの際にご説明致します。
Q9. 精神疾患がありますがカウンセリングはできますか?
なんらかの精神疾患をおもちであるから、カウンセリングができないというものではございません。しかし、医師が行う精神疾患の治療と並行して行われるカウンセリングが、心身面にどのような影響をあたえるのかということは、まずは主治医とよく相談されてみることをお勧めします。また、カウンセリングは、「精神疾患の治療」のみを目的としているものではないことが、医療機関における精神療法と違いがあります。
Q10. うまく話すことができないけどできますか?
うまく話せなくても大丈夫です。カウンセラーがクライエントのペースを大事にするので安心してください。また、対話的なやりとり以外でのコミュニケーション(例えば、筆談、絵を描いてみる等)で、臨機応変にカウンセリングを進めることもありますので、安心してください。